稲毛バースクリニック

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2009.09.03 新型インフルエンザ感染を心配する妊婦さんへ

妊婦は、新型に罹患した場合、ウイルス性肺炎が増悪し重症化するリスクが高いとされております。
新型インフル用のワクチン供給は、早くても10月下旬から11月になる見込みであると、厚生労働省は発表しております。 妊婦は、新型インフルワクチンの優先順序で上位にランクますので、供給が始まるまで十分に予防に努めましょう! では、それまでに妊婦さんにできることは何か?

1.しっかりした手洗い、うがい
2.人混みを避けてください。
3.エアコンによる低温・低湿度の閉鎖空間を敢えて避ける(低温・低湿度はウイルスが増殖しやすい
4.十分な栄養をとり、体調を維持してください。
5.マスクの効果は疑問視する向きもありますが、患者が装着した時には拡散予防効果があるし、1m以内の飛沫感染の際に、ウイルス量を減少させることができるかもしれません。

発熱(38度以上)や呼吸器症状が出現した時は、まず当院へお電話を!

昼間は
1.マスクをして、通常の一般病院・一般内科を受診し、妊婦であることを申告し早めに診断してもらい、疑われれば迷わず、タミフル内服が強く勧められます。

夜間は
2.電話で、随時ナースが指示いたします。
  単に、心配であるからというだけで、混雑する夜間救急診療を受診することはお勧めできません。
  行くだけで、待ち合い室でうつってしまうリスクもあることを考慮しなければいけません。

治療方法
1.疑われれば迷わず、妊娠週数いかんに拘わらず、タミフル内服が強く勧められます。(一日2錠を5日間)
 健康保険がもちろん使えます。

ご家族が、新型インフルエンザに感染し、自宅で療養している場合は、できれば別室でお過ごしください。
こまめな手洗いとうがいは有効です。症状出現から一週間程度および解熱2日間は、人にうつす可能性が高い期間ですのでご注意ください。 妊婦さんには、患者である家族と濃厚接触していると考えて、予防的にタミフルを投与する場合もありますが、この際は、予防的投与のため、保険は効かずに自費診療になります。 なお、赤ちゃんはまだ免疫機能が未熟なため、今後できるであろうワクチンの接種対象にはなっておりませんので、まずは、ご自身の対策に努めましょう。


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